暴れ馬リズム隊
ピアノ、ギター、ベース、ドラムの4パートで構成されてます。全セクションで唯一、全部楽器が違っているのが特徴。
この4つの楽器を合わせて、メロディに対して"合いの手"を入れています。
本来はメロディの引き立て役なんですが、やたらと目に付くウチのリズム隊(笑)放し飼いにしておくのが上手に接するコツです(笑)
各パート1席しかないのに、なぜか全セクションで一番の大所帯というのもウチの特徴。JAZZ業界では「世界的にベーシスト不足」とか言われていますが、ウチは3人もいるし(笑)
千里眼のSAX隊
どこか暖かみのある木管の音で主にメロディを奏でます。アルト(高音)→テナー(中音)→バリトン(低音)と、1つのセクションで高音〜低音まで広い音域をカバーしているのも特徴。 全員メガネが似合うというのもウチのSAX隊ならでは。視力が低い分、心眼が発達している(強いキャラによくあるアレね)。そして全員がある程度の照れ屋(笑)
多国籍
トロンボーン
中音域専門職。メロディに対する合いの手を入れる役割が多いのが特徴です。実はビッグバンドサウンドの厚みを出しているのがこのセクションで、ゴージャス成分専門職とも言えます。 年齢層、キャラクターの噛み合わせなど、最も幅広い組合せとなっているのがウチのTBの特徴。 一見真面目そうに見えるのになぜか「変な人の集まり」とか言われるけど、まとまりが無いんじゃなく、あくまで多国籍(笑)異文化の相互理解なのです。そして全員日本人です。
夜のラッパ隊
高音域担当。ハデな曲はだいたいトランペットが大活躍するようにできてるもんなんです。要するに美味しいところをみんな持って行くセクション。そんな役割りにうってつけな、自由人の集まりなのがウチのラッパ隊です(笑)
ウチはハデ目の選曲が多く、トランペットのスタミナ消費が激しい。最も平均年齢の高いセクションを酷使する容赦ない選曲ですが、それに耐えうる頼もしい自由人達なのです。
オトナボーカル
バンドの運営専門職。スケジュール管理やら経理やら関係各所とのやりとりやら…。そして、せっかくバンド活動してるんだからとボーカルをやることにもなってしまったマネジメントセクション(笑)
途中から専属カメラマンもときちを加え、2名体制でガッツリと仕事をしてもらっております。
烏合の衆であるSwing Set!をまとめる気苦労は計り知れない(笑)余談ですが、烏合の衆ってオトナになっても治らないもんなんですね(笑)
ちょっと小話

ここでは"セクション"についての小話を…。
いるんですよ世の中には。こういうの好きな人が(かくいう筆者もね(笑))

ジャズ・ビッグバンドには4つの"セクション"があります。
その並びは上の図の通り。
これら4つのセクションは、大きく2つの役割りに分かれます。
それをまとめると、こんな感じに↓↓
【役割1:
メロディ+ハーモニー】
【前列】サックス・セクション
(柔らかい音の高〜低音域)
【中列】トロンボーン・セクション
(強い音の中音域)
【後列】トランペット・セクション
(強い音の高音域)
【役割2:
リズム出し+合いの手係】
【向かって左】リズム・セクション
簡単に言うと、
歌の部分を大勢の管楽器で豪華に奏で、
リズムを出してノリやすくする。
こうしてあのゴージャズで小気味いいノリのサウンドが生まれるんですね。
ちなみにどこのビッグバンドさんも、楽器の配置は大抵この並びです。
セクションカラーの小話
ところでお気づきの方もいることでしょう。
当バンドのセクション毎の色分けのこと。
【ブルー】
リズム・セクション
【グリーン】
サックス・セクション
【イエロー】
トロンボーン・セクション
【レッド】
トランペット・セクション
この色分けは、初期のステージ衣装の色だったんです。
当時はセクションごとにポロシャツの色が分けられていました。
筆者にはその頃の印象が強く残っており、
その後何年経っても、Webサイトやパンフレットなどを作成する際、
この配色で作っているのです。
ちなみにマネジメントセクションは当初は"ブラック"でしたが、
最近【パープル】を割り当てた配色になっています。
さて、今回の小話、いかがでしたでしょうか?
今度Swing Set!を見る時は、是非こういう目線でも見てみてください。
きっと数倍楽しく見れますよ!
